さんぽセルはどうやって使うの? 組み立て方や取り付け後の注意点!

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追記情報;最後に「昔と違うランドセルの中身」と「さんぽセルへの世間の声」を追記しました。途中が不要な方は、目次から飛んでください。

重いランドセルを、軽く持ち運べるさんぽセル。

さんぽセルはどのように使うのでしょうか?

この記事では、さんぽセルの使い方、組み立て方、そして取り付け後の注意点を調査。

後半には、購入方法・耐久テスト・世の中の声(批判など)も、掲載しています。

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目次

さんぽセルはどうやって使うの?

さんぽセルは、どんなランドセルにも、取り付けることができる2本のステックで、構成されています。

総重量は、280グラム

ペットボトル約半分の重さです。

さんぽセルの使い方は、ランドセルにセットして、スティックを伸ばし、さんぽセルの持ち手を握り、コロコロと転がして、ランドセルを運びます。

開発会社「悟空のきもちLABO」の説明では、さんぽセルを使うことで感じる重量は、ランドセルを背負う時の1~2割にまで減少するそうです。

ランドセルが5kgだとすると、さんぽセルで約500gの体感重量になります。

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さんぽセルの組み立て方は?

さんぽセルの使用説明動画のスタート画面

さんぽセルは、最初からキャリーの形での販売は、されていません。

最初は保護者が、組み立てて、ランドセルに取り付ける必要があります

さっそく、さんぽセルの部品と、組み立て方を見ていきましょう。

組み立て方|部品の紹介

さんぽセルを組み立てるときに、使用する部品を、ご紹介します。

画像の引用;YouTube【公式】さんぽセル取り付け方法

・さんぽセルの本体のバー×2

・固定バンド×3

・持ち手バー×1

・本体の脚部とキャスター×2

・肩紐吊り下げ用ひも、コードストッパー

そのほかの付属品が、2つあります(画像にはのっていません)

・交換式タイヤ2つ

・取り扱い説明書

公式YouTube動画で組み立て方をチェック!

さんぽセルには、取り扱い説明書が付いています。

この記事では、公式Youtube動画を参考にしたさんぽセルの組み立て方をご紹介します。

動画の長さは、11分23秒。

ランドセルをさまざまな角度に変えながら、ていねいに解説されています。

次の画像のように、わかりやすく文字入りで、初めての方でもセットができるように配慮されていると感じました。

画像の引用;YouTube【公式】さんぽセル取り付け方法

[chat face=”300fox-k.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]おおまかな、組み立て方の流れは?[/chat]

組み立て方の流れ

①メインのポールと、持ち手バーをバンドでつなぐ

②ランドセルにかぶせて、固定する

③キャスター脚部を取り付ける

④ランドセルに本体を固定する

⑤ランドセルの肩紐とセットする

※⑤の目的は、走っても肩紐が地面につかないように吊り上げること

[chat face=”300fox-d.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]途中で、動画をストップして、作業内容を確認しながら進められますね![/chat]

実際には、途中で確認しながら行うため、4分30秒よりも、少し長くかかりそうですが、目安としては10~15分もあれば、大丈夫でしょう。

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さんぽセルを取り付けたあとの注意点は?

YouTube動画や付属の説明書を参考に、さんぽセルをランドセルに取り付けたあと、大事な注意点が2つ、あります。

①さんぽセルの本体を伸ばした時に、肩紐が地面につかないことを確認すること

②脚の部分を伸ばしたり、縮めたりするには、少しコツがいるので、保護者と子供本人とで、何度か練習すること

キャスターを伸ばたり、縮めたりするときには、出ているボタンを押しながら、キャスターの根元を引っ張ったり、押し縮めたりします。

まれに、このボタンが、バーの穴の奥に引っ込んでしまっていることがあるようです。

引用;YouTube【公式】さんぽセル取り付け方法より(ボタン部分の画像)さんぽセルのボタンを押し込む説明画像

その場合、先の太くないラジオペンチが必要になります。

使い方;引っ込んでいるボタンが、穴から顔を出してくれるように、ボタンをつかんで引っ張り出します。

ラジオペンチは、必須ではありませんが、準備しておくとよさそうです。

[chat face=”300fox-k.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]100均でも、売っています![/chat]

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さんぽセルはどこで購入できるの?

さんぽセルは、開発をした「悟空のきもちTHE LABO」で、購入できます。

さんぽセルは、現在一般販売はされていません。

そして、7月現在の待ち期間は「4カ月待ち」です。

購入ページで、最新の「待ち期間」が確認できます。

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さんぽセルの耐久性は?

耐久テストを繰り返す職人のテスト風景

引用;「悟空のきもちTHE LABO」ホームページ

「悟空のきもちTHE LABO」では、職人による安全・耐久テストで、問題がないことを立証しています。

[chat face=”300fox-n.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]確かにこどもたちの使い方は、雑だったり、乱暴だったり……。[/chat]

悟空のきもちTHE LABOの永野弘樹社長に、安全性について聞くと「この3カ月をかけて試験を繰り返し、安全性の確認をしてきました。協力してくれた大学生は500キロの走行耐久試験を実施してくれましたが、問題ありませんでした」と話す。 引用;ITメディアビジネス

小学生の発想に、健康被害を研究する医学生はじめ、自動車の安全部品などを製造する㈱アオキシンテックが協力。
安全の匠たちの協力のなか度重なる試作と小学生たちの使用実験の末、さんぽセルは誕生しました。 引用;悟空のきもちTHE LABOホームページ

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さんぽセルへの世間の声まとめ

2021年11月、さんぽセルの発売予告報道がありました。

すぐに、こどもたちの両親や祖父母からの問い合わせ・予約が相次ぎ、現在は予約しても、4ヵ月待ちの状態です。(2022年7月)

そして、「さんぽセルの利用」に対する賛成または反対の意見が、SNSに多く投稿されました。

[chat face=”300fox-b.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]さんぽセル論争、と呼ばれています![/chat]

双方の意見を、SNSなどから拾ってみました。

さんぽセルへの賛成意見は?

本来、ランドセルはこどもたちを守る商品のはず、ですよね。

今では「重すぎるランドセル」が社会問題になっています。

成長期の腰痛・肩こり・姿勢などに、問題をきたしている「ランドセル症候群」という言葉も、あるようです。

さんぽセルへの批判的な意見は?

「開発者は頭悪いな、ランドセルは子どもが転倒した時に頭を打たないためにあるんだ!」

「成長期の子どもがキャリーを引いて歩いたら体のバランスが悪くなって背骨がゆがむ!」

「ランドセルは毎日背負って歩くことで下半身が鍛えられるのにもったいない!」

「キャリーでは突然走ったり、止まったりという子どもの動きに対応できない、かかとがぶつかり事故の原因になる!」

「ランドセルについている防犯ブザーが体から離れている。キャリーと引き離されたら簡単にさらわれる!」

「キャリーを引きずってたら、不審者に追いかけられた時に逃げにくい!」

引用;DIAMONDオンライン

ヤフーニュースのコメント欄では「ランドセルは背負うもの」「そんな使い方はいかがなものか」と考える大人たちからの批判コメントが、1,000件以上も、寄せられたそうです。

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さんぽセルの背景|昔と違うランドセルの中身

最新のランドセル(左)と、約30年前に使われたランドセル(右)(朝日新聞)

2022年6月12日に、ランドセルが重くなっている背景について、あらためて朝日新聞が取り上げました。

記事の一部を、ご紹介します。

一般社団法人教科書協会によると、各社平均で、2005年度が4857ページだったのに対し、20年度は8520ページと、15年間で1.7倍になった。すべての教科でページ数が増えているうえ、英語や道徳が必修化し、教科も増えた。引用;朝日新聞

水泳用品メーカー「フットマーク」が昨年、小学1~3年生1200人に調査したところ、中身も含めたランドセルの重さは平均3・97キログラムだった。引用;朝日新聞2022.06.12

 学校に教科書を置いておく「置き勉」が許されていない学校が多いことも大きい。冒頭の調査でも、46%の小学生が、学校で置き勉が禁止されていると回答した。

大正大教授の白土健さんは、「通学時間、食事時間、睡眠時間もある中で、予習・復習のためにそこまで教材を持って帰ることが本当に必要なのかという教育論にもつながる」と指摘する。

引用;朝日新聞 

IT化で、本来は軽量化が進んでいるはずですが……。

さらに、国主導でICT教育が推進されるなか、コロナ禍の休校の影響もあって、タブレットの支給が急速に進んだ。ケースや充電用のアダプターも入れて持ち帰ることを考えると、相当な重さになる。引用;Yahooニュース

以上に加えて、水筒が入ります。

コロナ禍による水分各自持参の徹底と、温暖化による熱中症の増加対策です。

さんぽセル論争をするよりも、そもそも、子供たちが学校に行きたくなくなるほどの重量問題の、根本的な解決が待たれますね。

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