12月22日に最終回のサイレント、脚本家の生方美久さんがある発言をしたことで炎上しています。
なぜ炎上したのでしょうか?
SNSでは大きく3つの理由に集約されているようです。
この記事では生方美久さんがなぜ炎上したのか3つの理由を考察し、SNSからの賛否両論をまとめながらご紹介します。
サイレントの脚本家が炎上!
まずはどのような発言だったのかをご紹介します。
🔥らしきSilentの脚本家の出演番組。https://t.co/evjKiOYpw0
おつきあいでこのドラマを見てる。日本のドラマを見るのは10年ぶり(というかTVを見ないというかTVがない)だけど正直おもしろくない。でもこの人の想いはわかる。自分の言葉を大切にしたい。だから全部理解できる人に見てもらいたい。脚本 pic.twitter.com/T4FpI6NhbC— りの (@k_drama_notes) December 19, 2022
- 韓国ドラマや洋画がハマらない
- 私は日本語が好き
- 私のドラマの脚本は日本語じゃないと意味が無い
- 海外で翻訳されたら海外の人には伝わらない、悲しい
- 日本語の良さ、面白さ、残酷さを書きたい
- ぶっちゃけ海外には興味がない
- 海外で配信されても「おめでとう」と思うだけ
- 海外で配信されてもスゴイ嬉しいとかぶっちゃけ無い
- 日本人に見てほしい
- 日本語が分かる人に見てほしい
この内容に対してSNSでは、大きく反応し炎上をしました。
サイレント脚本家の炎上はなぜ?
SNSで調べてみると、大きく3つの理由に集約されているようです。
- 外国人の視聴者に無神経?
- 子供への命名が無神経?
- 手話という言語をテーマにしたドラマでこの発言は無い!
一つずつ見ていきましょう。
外国人の視聴者に無神経?
日本語が分かる人に見てほしいという生方美久さんの意見。
これに対する考察として、SNSの意見をご紹介します。
障害者を安易に絡めた恋愛作品が苦手なんだが、silent脚本家の発言をみると思慮が浅すぎて心配になる。「日本語じゃないと意味がない」「翻訳されたら伝わらない」「日本語がわかる人に見て欲しい」手話という言語を扱っているのに何故この様な発言ができるのだろうか。言語愛があるとは思えない。 pic.twitter.com/HGkklvYda6
— 天使 (@tenshicos) December 20, 2022
手話という言語を扱っているのに何故この様な発言ができるのだろうか。言語愛があるとは思えない。
言語がテーマであるだけにファンからの憤りが伝わりますね。
ボクらの時代を観ました。
生方美久さん、新人脚本家のわりに傲慢ですね……
日本語母語話者じゃないのにsilentを毎週観ててごめんねって笑っちゃいました。
生方さんが尊敬している坂元裕二さんの海外観客へのメッセージ、読んでほしいです。#silent しゃなくて #無声 にしたら? pic.twitter.com/cyCz10vet7— せい🔫⭐ (@_sei_n_) December 18, 2022
生方美久さん、新人脚本家のわりに傲慢ですね……
日本語母語話者じゃないのにsilentを毎週観ててごめんねって笑っちゃいました。
傲慢という見方もあるのかもしれませんね。
silentの脚本家が日本語が好きだから日本語がわかる人にドラマ見てほしい 海外に配信とかされてもぶっちゃけ嬉しいとかないつってて、海外で日本語わからないけどあのドラマ頑張って見て好きになった人がいたらすげ〜嫌な気持ちになるだろうな…と思った
— 賢犬 (@hirakaretadog) December 18, 2022
海外で日本語わからないけどあのドラマ頑張って見て好きになった人がいたらすげ〜嫌な気持ちになるだろうな
たしかに辞書を片手にドラマを見た経験があります。
こんなこと言われたら悲しいでしょうね。
#silent 脚本家は何を言ってるんだろ。日本語のニュアンスが「海外の人には伝わらない」から「海外って興味ない/日本語がわかる人に観てほしい」って。翻訳通訳を全否定、大事な物語を海外に伝える意味はないのか。手話もある意味別言語でタイトル英語だし。#目黒蓮 #川口春奈 の名演に水さしてるし。 https://t.co/YjRVS8uzJr
— 伊藤悟 (@satoru_hyotan) December 20, 2022
翻訳通訳を全否定、大事な物語を海外に伝える意味はないのか。手話もある意味別言語でタイトル英語だし。目黒蓮、川口春奈 の名演に水さしてるし。
SNSでとても熱く語られています。
生方美久さんの言葉が鋭く刺さったのは、生方さんが上手に言葉を使う方だからなのかもしれません。
子供への命名が無神経?
聴覚に障害が出た弟がいる姉。
姉が我が子につけた名前が「優生」。
この命名に対するSNSの声をご紹介します。
silentの脚本家が「日本語の良さ、日本語の面白さ、ある意味、残酷さを書きたい。翻訳されたら海外の人には伝わらない」と語ったが、障害者を弟に持つ姉が妊娠中の我が子に障害がないか心配して検査を受けて安堵し、無事に健常児として産まれてきた我が子の名前を『優生』にしたの残酷すぎて震える。
— 天使 (@tenshicos) December 20, 2022
障害者を弟に持つ姉が妊娠中の我が子に障害がないか心配して検査を受けて安堵し、無事に健常児として産まれてきた我が子の名前を『優生』にしたの残酷すぎて震える。
名前に使った漢字の意味はいくつかありますので、「やさしい」と読める漢字に別の意味を深掘りしてしまうのもわかります。
センシティブなテーマなだけに。
無神経と受け取る方もいるのかもしれませんね。
手話という言語をテーマにしたドラマでこの発言は無い!
言葉の間に壁があることや、そこを乗り越えられない悲しさもテーマになっているドラマ。
そのドラマの制作側にこのような考え方の人がいたことへの反発と落胆が、炎上につながっているようです。
silentに出てくるろう者のセリフ「壁がある」とか「プレゼント使い回し」とか、聴者っぽいというか、ろう者は言わないようなセリフを無理矢理持ってきた感があったけど、脚本家生方氏の発言を聞いて納得。ろう者にも手話にも全く興味がないんだねぇ、この人。
— 珍奇女 (@chinkionna) December 19, 2022
脚本家生方氏の発言を聞いて納得。ろう者にも手話にも全く興味がないんだねぇ、この人。
silentの脚本家、手話が独立した1つの言語であることをきちんと認識していないということだけは分かる。そうでなければ、わざわざ手話という日本語とは違う言語を扱う作品を話題にしてあんな発言できないでしょ。
「エモ」のためだけに手話や障がいを入れ込んだんだねぇ…この時代に。最低です。— ©︎ (@HiCaRi___) December 20, 2022
わざわざ手話という日本語とは違う言語を扱う作品を話題にしてあんな発言できないでしょ。
「エモ」のためだけに手話や障がいを入れ込んだんだねぇ…この時代に。最低です。
かなり強く憤りを感じている声ですね。
Silentの脚本家の記事のやつ、この人は外国語とか、翻訳とか、言語に対する解像度低すぎない?ネイティブにしかわからないことって確かにあるしそれは否定しないけど言語をあつかう題材のドラマでそういうこというの!?違う言葉をつかう者同士が分かり合う話だったんじゃないの!?と思ってドン引き
— みやうち (@nina19) December 19, 2022
言語をあつかう題材のドラマでそういうこというの!?違う言葉をつかう者同士が分かり合う話だったんじゃないの!?と思ってドン引き
手話が多く出る「#silent」を毎回楽しみに見ていたが、「ボクらの時代 」の座談会で脚本家が「日本人、日本語がわかる人に見てほしい」という発言があった。もっとキツい言い方もあり、最終回を見る気持ちがなくなった。手話は日本語? 翻訳字幕でドラマを見る人は想定していない? #サイレント
— 康熙奉カン・ヒボン (@kanghibong) December 19, 2022
脚本家が「日本人、日本語がわかる人に見てほしい」という発言があった。もっとキツい言い方もあり、最終回を見る気持ちがなくなった。手話は日本語? 翻訳字幕でドラマを見る人は想定していない?
たしかにいろいろな視聴者の存在を想定してしかるべきかも…。
【脚本家】生方美久のプロフィール
名前:生方美久(うぶかた・みく)
生年月日:1993年5月10日
年齢:29歳(2022年12月現在)
出身地:群馬県富岡市
受賞歴:2021年フジテレビヤングシナリオ大賞
素晴らしい脚本で皆が夢中になったドラマ、また見る側と作る側の融合を期待しています。